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困った飼い主
フランスでは公園で犬のフンを踏まなかったらラッキーだそうだが、中島公園を6年間散歩して、未だに犬のフンを踏んだことがない。
景色や水鳥や人を見ながら歩いていても犬のフンを踏んだことがないのだから、運がいい。
公園の清掃が行き届いているせいもあるが、飼い主のマナーが比較的好いからだと思う。フンの始末をしない人はほとんど見たことがない。
もちろん、フンが落ちているのを見ることはあるが、沢山の犬が散歩しているにしては少ないと思う。むしろ公園の外の方が目に付く。
しかし、何処の世界にもマナーを守らない困った人はいるようだ。犬の飼い主と言えども例外ではないだろう。
この張り紙はボート乗り場の前で見つけた。一週間くらいで撤去されたが、もう少し張り出していて欲しかった。 犬の糞がなくなったわけではないのだから。
10月 観光掲示板の誤表示
「中島公園クラブ掲示板」に次のような趣旨の書き込みがあった。
「中島公園地下鉄駅を出て左手5メートル公園入り口に『ガイドさっぽろ』という観光掲示板があります。
地下鉄東西線とすべきとこが南北線になっています。観光客が何も知らないで、その掲示板に従って行動しているのかと思うと なにか責任を感じます。
何処の誰に御願いしたらよいのか分かりませんが、遠来のお客さんのためになおしてあげてください。掲示板作成時からのマチガイでしょう」
さっそく、確認に行ってみると、確かに東西線の南郷18丁目駅の付近に「地下鉄南北線」と書いてある。早速、担当機関に連絡した。
札幌には地下鉄は3本しかない。 地下鉄はもっとも重要な交通機関である。確認するのに1分もあれば充分だ。 何とも不可解な間違いである。
私としては直ぐに直したいのだが、勝手に直すと「器物破損罪」になるのだろうか?
追記
掲示板に書き込みがあったのは2006年10月のことだった。さっそく、2ヶ所の関連機関に連絡したが、修正されないまま約1年間放置されたままだった。
約1年後の2007年10月ごろに修正された。 誤記表示の上にワープロで打ったとみられる修正文字が貼ってあった。
当局が修正したのか、見かねた有志がしたことか分からない。私でも出来る作業だが勝手にやってはいけないと思ってやらなかった。
その近くには大きな「中島公園案内板」があるが、そこには「ワタナベ文学館」と誰かがマジックのようなもので書き足してある。
渡辺淳一文学館は中島公園の至近の距離にあるが、案内板に書いてないので不便している訪問者が多い。私も一番多く聞かれる道順は、渡辺淳一文学館だ。
どなたかが見かねて書き足したものと思われる。
少し見難いが修正後の観光掲示板、南北線が東西線に修正。
8月 鴨々川導水管工事完了
札幌には都市公園百選に選ばれた公園が二つあります。 中島公園と大通公園です。 大通公園が大火の延焼を防ぐための空き地を確保する為、官主導で造られたのに対し、中島公園は民意で造られました。
中島公園は札幌の母なる川、豊平川に隣接し、父なる山、藻岩山を望む「水と緑・歴史と芸術の公園」です。
中島公園内を流れる鴨々川で昨年8月工事が完了した筈ですが、今も工事中です。たて看板に「鴨々川導水管布設工事」とありますが、不思議に思いませんか。「何で水が流れる川の下に水を流す導水管が必要なのだろう?」とです。
実は工事の目的は茨戸川の水質浄化にあります。中島公園から見ればはるか遠くの茨戸川ですが、流れが弱く汚れきっているのです。浄化するには豊平川からの導水がもっとも効果的といわれています。
そのためには現在の5倍の水量を送る必要があるのです。豊平川の流れは鴨々川から創成川へと続き、茨戸川にそそぎます。その結果、創成川の水枯れを防ぐ役目も果たしてくれるのです。
しかし、園内には「水遊び場」があり、沢山の水が一度に流れたら危険です。流されたり溺れたりする事故も起こるかも知れません。この問題を一挙に解決するのが導水管です。
川の下に埋められた直系1mの導水管で総水量の80%を流し、鴨々川の流れを現在の水準に維持します。これにより子供たちは今まで同様、安全に水遊びが出来るのです。
それだけではありません。キタラの裏側を道路沿いに流れる鴨々川がきれいになります。導水管を通ってきた水は川に吐き出され、水量は現在の5倍に増えるのです。流れがよくなり川底にたまった汚泥を流してくれることも期待されます。鴨々川、創成川そして、茨戸川へ。まさに一石三鳥の導水管工事です。
ラジオ体操をする中島公園近所の住民
テレビを見ていたら、「うちの社では就業前にラジオ体操をするのです」とか言って、OLが制服を着たままラジオ体操している姿が写っていた。
力が入っていないし、曲がるところも曲がっていない。ラジオ体操も嫌々やるとこうなるのだなと思った。
中島公園でラジオ体操をする人々は殆ど、自分の健康管理の為に体操をしている。皆、力いっぱいやるので一緒に体操してて、とても気持ちが良い。
ただ、何処の世界でも同じだが、ここでも例外がある。僅かながら体操するよりも、仲間とのお喋りを楽しみに来る人がいる。当然、体操の方は疎かになり、話し声ばかりが目立つことになる。
朝から楽しくて結構なことだとは思うが、お喋りとダラダラ体操を見せられては、私の方が体操に集中しにくくなる。
なるべく近づかない。見ないようにしているが、あまり離れるとスピーカーから遠くなり、音楽が聞きにくくなる。
公園だから人目につかない場所も沢山あるのだが、そうゆう人に限って一番目立つ、輪の中心付近に陣取っている。こうゆう訳で、体操に集中できる場所を選ぶのも毎朝の準備体操の一つになってしまった。
こう書いたのは2年前のことだ。今は外に行かないで、家の中でラジオ体操をやっている。 2年前までは中島公園で力いっぱい体操することを日課としていた。
ある日、朝起きようとしたら、突然腰痛になって立てなくなってしまった。
1週間くらいで普通の暮らしは出来るようになったが、ラジオ体操が出来るようになったのは、それから半年後だ。
そのころからラジオ体操も復活したが、肩肘張らないで気楽にやることにした。 ダラダラ、お喋りしながら体操するオジサンは相変わらず元気なので、私もあやかることにした。
何事も楽しくやるのが一番いい健康法と教えられた出来事だった。
2月 中島公園歩くスキー
集合時間の10時30分に体育センターに行ってみたが誰もいない。ふと雪原を見渡すと、遠くのほうで赤いスキーウエアの女性が手を振っていました。
半信半疑で近寄ってみると「歩こう会」のDさんでした。とにかくホッとしました。
「歩こう会」の集合場所は幌平橋駅前と聞いて、ようやく事情を飲み込め安心しました。
私はこの日を心待ちにしていました。人のいないスキーコースを撮っても、白っぽくて、寂しくて、絵にならないのです。映画に例えれば、俳優のいない背景みたいなもので、おまけに白一色です。
中島公園コースは1Kmのほぼ平坦な初心者コースです。しかも、スキーは無料貸出ですから、初めての人にとってはもってこいの「お試しコース」です。
交通便利な都心にあるので手軽な冬の運動としてもお勧めです。家族連れでも楽しめますよ。
手ぶらOKですから、スキーで一汗かいて薄野で一杯も悪くないですね。ダイエットにはなりませんが、気分転換も大切です。心の健康→体の健康です。
周辺にはホテルが多いので、観光のお客様の姿もよく見かけます。冬の北海道体験として「歩くスキー」を楽しんでいるようです。
計画を立てるの好きですから、事前に「写真撮りますよ〜。お願いしま〜す」と参加者宛てにメールを出したり、コースの下見をしたりしました。
机上調査の結果、長靴を履いて自由自在に近道をすれば最良の撮影スポットで待てると考えました。
しかし、スキーが予想より速く、待ち伏せ作戦は失敗しました。緻密な計画のはずだったのに残念です。
「千慮の一失」と言いたいのですが.........。
「歩くスキー」と言うネーミングに惑わされて、歩く速さを基準に計算したのが誤算でした。
「スキーが速いのは皆さんが元気なせい」だから、好ましいことと思います。
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