2008年7月の中島公園

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7月31日 自己主張しない中島公園の花たち

大通公園の花壇はとてもきれいですが、ひっそりと咲く中島公園の花の方が好きです。 中島公園の花たちは奥ゆかしく、自己主張しない花。自然の中に溶け込んでいます。

主役は菖蒲池、鴨々川あるいは森。自分たちは引き立て役と心得ているように見えます。


ところで、明日は何の日でしょうか? 8月1日は2回目の豊平川花火大会です。 札幌最大のイベント花火大会が明日をもって終了します。19時45分から約1時間です。

7月29日 7月下旬の中島公園

鴨々川です。下流に行くと創成川と名前を変え、札幌市の中心を流れます。
この川の東は東1丁目、西側は西1丁目です。
更に下流に行くと札幌市街地を抜けてしまいます。
そして茨戸川に流入します。


この小さな川に名前はあるのでしょうか? 
鴨々川と菖蒲池を結ぶ水路です。 
札幌コンサートホール・キタラ前の広場の向こう側、つまり東側を流れています。 
水遊び場にもなっています。


札幌コンサートホール・キタラのシンボル、安田侃の彫刻「相響」です。
この裏を先ほどの小川が流れています。 


豊平館です。
鹿鳴館よりも古い明治の建物です。 
明治、大正、昭和、三代の天皇陛下が宿泊されました。

2006年9月撮影、札幌パークホテル構内
現在の天皇・皇后両陛下も中島公園に隣接する札幌パークホテルに宿泊されました。

7月27日 北海道新聞・UHBテレビ豊平川花火大会

最近、というかこの5年間で中島公園から豊平川花火大会を楽しむ人が増えている。


先日、ある情報誌から電話があり、私の運営する「中島パフェ」が中島公園から観る花火について一番詳しいので参考にしたいが、どうかと問合せがあった。

もちろん快諾した。 世の中は変わるものだと思った。4年前に「豊平川花火は中島公園で見よう!」を公開したときは、ネガティブな反応が多かった。

「河川敷に行かなければ、よく見えないし、雰囲気が違う。観ている人たちの感動が違う。中島公園から観ても迫力がない」

私自身、よく承知していることだが、「中島パフェ」の運営者としては中島公園から観て楽しむ花火も、オプションの一つとしてあっていいと思った。

調べてみる多くのメリットがあることが分かった。混雑がないのでゆったりと観えること。河川敷は仮設トイレが少しだけだが、中島公園には沢山あること。


豊平館の野外喫茶や売店を利用できるし、水道が要所にあることもいい。 ボートを借りて池を移動しながら見れること。芝生などで飲食しながら観れること(火は使えない)。

建物や木々が邪魔して観えない部分もあるが、菖蒲池越しにみる花火も涼しさを感じていいものだ。 

河川敷で観ていたとき、花火の発する大音響に恐怖して泣き出す子どももいたが、中島公園ではそんなことはない。

それに河川敷は階段が多く移動が大変だが、中島公園の中はほとんどバリアフリーな上、障害者用トイレも各所にある。

こんなことを「中島パフェ」のサブページに書いてみた。詳細についてはこちらをクリックして
みて欲しい。→ 豊平川花火大会は中島公園で見よう!

7月21日の中島公園

中島公園内を流れる鴨々川の下には直径1mの導水管が埋められている。白鶴橋の下流、中洲橋近くに導水管の出口がある。ここから大量の水が排出されて来る。水の流れが増えて川がキレイになった。


北海道立文学館を裏からみたところ。 鏡の向こうは喫茶。 普段はお客さんも少なく、コーヒーをゆっくり飲むことができる。

今年の夏から「小動物へのエサやり禁止」の立て看板が設置された。 


中島公園ほぼ中央の芝生の広場の北側の小道。バラの花の向こうにみえるのは、今年生誕100年の山内壮夫の作品。「猫とハーモニカ」と「鶴の舞」

自由広場から北を向き、左に見えるビルは「ノボテルホテル札幌」。右に見えるビル群は薄野の賃貸マンション。


本州では大量発生して困り者のムクドリも、ここでは珍客。


巣立って約1か月たち、かなり大きくなった子ガモ。首を伸ばしているのが、周囲を警戒する母カモ。

水天宮が改装された。中島公園周辺で一番古い神社だ。
日本庭園の池に入って清掃作業が行われた。

中島公園ほぼ中央の芝生の広場は通称「ワンワン広場」と呼ばれている。

「ワンワン広場」で憩う愛犬家たち。


7月6日撮影。水は満々、流れが早い鴨々川。

7月20日 秋に野外彫刻清掃予定

「今日は中島公園の野外彫刻について話したいと思います」
「テーマは野外彫刻でしたね。はいはい、どうぞ」

「森の歌は百花園の噴水の真ん中にありましたが、公園再整備のときに百花園はなくなり、児童会館前に移設されました」

「現在そこは地下鉄駅工事中。 貴賓席から工事現場に移った感じですね」

     山内壮夫作「森の歌」 児童会館前

「彫刻は周囲の景色と一体となって、更に美しくなります。 それで『のびゆく子等』については2004年の写真を載せました。 この辺りの木々は台風でだいぶ倒れ、風景もずいぶん変わってしまいました」

  伊藤健寿作「のびゆく子等」 菖蒲池北側広場

「百花園はなくなりましたが、バラの花と4点の山内作品が残りました。鶴の舞、猫とハーモニカ、笛を吹く少女、母と子の像です」

「去年の札幌まつりの最終日の夜と思いますが、母と子の像が酷い悪戯をされていましたね。」

   山内壮夫作「母と子の像」 芝生の広場南側

「そんな悪戯をしないようにするためには、野外彫刻を大切にして、きれいにして、親しんでもらうことが大切ですね」

「その為の運動のひとつとして6月29日に野外彫刻の清掃が行われました。この次は秋に予定されているそうです」

「美術ファン、中島公園ファンなど、沢山の人たちが参加してくれるといいですね」

7月18日 中島公園の朝と昼

5時から7時の中島公園は散歩する人、ラジオ体操する人などで、賑わっています。

早朝にはアオサギもよく現れます。鴨の様子も少し落ち着いているように見えます。

早朝に中島公園に来る人は近所の人と周辺のホテルに泊まっている観光のお客様などです。


夏の中島公園はイベント目白押しです。公園内は各種イベントでにぎわいました。

優雅に野点をする人、モデルの写真を撮る撮影会の人、その他ボートに乗る人、写生をする人などで公園中、大賑わいです。


都心に近い中島公園はイベントが多いことも特徴の一つです。夏の札幌最大のイベントは「豊平川花火大会」。7月25日と8月1日に予定されています。

豊平川に隣接している中島公園でも花火を楽しむことができます。打ち上げ花火しか観えませんが、混雑する河川敷と違ってゆったりと楽しむことができます。

7月16日 7月は花火と花

7月はお隣の豊平川河川敷で7月25日と8月1日の2回、花火大会があります。夜の中島公園は近所にいても行きにくいものです。

こうゆう機会に夜の中島公園を散歩するのもいいものです。


言うまでもなく、昼の公園は花が咲き、野鳥が鳴き、池にボートが浮かび、人々でにぎわう、一番いい季節です。

私事で恐縮ですが、夏になるとアクセスが増え、つい、張り切ってしまいます。(^。^)y

中島公園の花は、大通公園のような花壇ではなく、自然な感じで咲いているところが好きです。

「アジサイが咲いてますよ」と、掲示板に書き込みがあったので撮りに行ってみました。


「ハシドイが満開ですよ。」と夏場は中島公園で暮らし、冬場は琵琶湖で暮らす、優雅な人が教えてくれました。

情報をくれる人は有難い人です。

7月11日 久しぶり、雨の中島公園

1か月ぶりにまとまった雨が降った。 黄色い芝生も水をいっぱいもらって生き返るだろう。 中島公園全体が水を得た魚のように元気になったような気がする。

6月初旬から7月初旬にかけて巣立った親子鴨がアチコチで見られた。早く巣立った方は相当大きくなっている。人間に例えれば中学生くらいだ。まだ小さいのもいる。


雨の中島公園は普段と違った姿をしている。 カモメがトコトコ道路を横断しているところを初めて見た。 

中島公園公園駅から歩いて突き当たると菖蒲池だ。右に曲がるとキタラ方面。 橋を渡るとき菖蒲池を見ると赤く大きな鯉が泳いでいる。 よく見るとその鯉の周りに3匹の黒い鯉が泳いでいる。

ここで鯉を見たのは3年ぶりだ。 豊平館前の池にいた鯉が泳いで来たのかもしれない。 豊平館前の西端でひと塊になっていた鯉も分散を始めたようだ。

久しぶりの雨で空気もきれいになり、私自身も元気をもらったような気がする。 

7月5日 中島公園二つの話題

公園の話題を二つ紹介します。一つは野点です。優雅な感じで絵になります。以前は撮影会と野点が同時に開催されたことがありましたが、最近はありません。

と申しますには、野点の方々と撮影会の方々とトラブルが遭ったようなのです。 写す人、と写される人との間でよくあることです。


もう一つは野鳥などへのエサやりです。 カモ、鳩、スズメ、中にはカラスにまでエサをやる人がいます。 後は猫ですね。

今回始めて「小動物へのエサやり禁止」の管理事務所の方針が示されました。 当然のことと思う一方、親子鴨が観れなくなると淋しいとか考えてしまいます。

毎年5,6組の親子ガモが可愛らしい姿を見せていますが、減るかもしれません。せっかく定着したのに惜しいような気もします。

そうとは限らないのですが、なんとなくそんな気もするし、水草や小魚など自然界のエサが増えるといいですね。

7月4日 鴨々川の悲しい過去

古い町にはいろいろな伝聞があります。その内の一つを紹介します。

「明治の後半であろうか、鴨々川は首つり自殺場と化したことがある。

ある朝のこと、川に掛かるような枝に何人もの首つり自殺があって人々を驚かせたという。

それからだれ言うとなく鴨々川は首つり場だという風評が立った。

そのころの鴨々川ぶちは、あかりがなく人家も乏しかったから、夜に死場所をここに求めた気持はわからぬ.でもない。

もちろん当時の水量は今の比ではない。
(山崎長吉『中島公園百年』北海タイムス社)」


鴨々川は自宅(集合住宅)の前の道路に沿って流れている、カモとコイが泳ぐ小川です。

若いときは「人間、過去を懐かしむようになったら、おしまいだな。」と思っていた。近ごろは「人間はうまく造られているな」と思う。

若者は未来を考え、老人は過去を思う。これが心の健康に一番に良い。

老人が自分の未来のことを真剣に考えたら大変だ。ノイローゼになってしまう。

私はまだ自分を老人とは思っていないが、心のてんびんを未来から過去に少しずつ傾けている。

7月3日 早朝の中島公園

7月3日朝6時ごろかな、花と彫刻の中島公園の様子です。

6月29日に彫刻の清掃をしたので、山内壮夫の「笛を吹く少女」は、すがすがしい感じです。中島公園ほぼ中央の芝生の広場の東端に立っています。


金属でできた「風景の夢」、時間切れで清掃できなかったので、汚れていました。伊夜日子神社の裏にあります。 

札幌護国神社。中島公園の南西側にあります。行啓通に面した西端に「彰徳苑」と名付けられた場所があり、17基の戦没者慰霊碑、記念碑などが立っています。


山内壮夫の「母と子の像」。 去年の夏、この像が悪質な悪戯に遭い、それがきっかけで「中島公園モニュメント研究会」が立ち上げられました。 6月29日に1回目の「野外彫刻清掃」を行いました。


中島公園ほぼ中央の芝生の広場です。 犬の散歩の人が集まることが多いので、「ワンワン広場」とも呼ばれています。ここから藻岩山が観えます。

山内壮夫の作品が芝生の広場には4点ありますが、「鶴の舞」が一番抽象的です。ここには掲載されていませんが、もう一つは「猫とハーモニカ」です。

体育センターの裏、キタラの近くの自由広場ではいろいろな行事が行われます。 5月には、園芸市、6月は札幌まつり等です。 土日祝にはフリーマーケットが開かれます。

地下鉄幌平駅前の花壇。きれいな花壇などが最近増えました。しかし、自然の中にそれとなく花が咲いている、従来の中島公園も好きです。


おまけ画像、6月29日撮影。中島公園菖蒲池。


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2009年2月24日更新

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